長谷川桜子のコスメコラム
化粧品に入っている“油”について
酸化した油に注意
植物油でも酸化したものは肌に良くありません。酸化した油は、過酸化脂質になり、これが刺激となってシワやシミ、ニキビといった症状にもつながります。
日中のお肌につけるオイル
日中のお肌につけるなら、植物油の中でもアボカドオイル、椿オイル、オリーブオイル、モリンガオイル、アルガンオイル、プルーンオイル、アプリコットオイル、米ぬか油、茶実油などオレイン酸の多いものや、ホホバオイル、シアバター、オリーブスクワラン、そしてビタミンEやカロテノイドが多いレッドラズベリーオイルなど酸化しにくい組成のオイルがベストです。
酸化しやすい組成の植物油の注意
酸化しやすい組成の植物油を、日中用のクリームに使用していたり、ファンデーションの油に使用している製品がありますので、この点は注意して下さい。
夜用のお肌につけるオイル
ローズヒップオイル、月見草オイル、ボリジオイル、ヘンプオイル、キウイシードオイル、グレープシードオイルなども素晴らしいオイルですが、酸化しやすいオメガ3、オメガ6脂肪酸が多いので、夜用として使う方が良いです。また、容器がエアレスでないと、空気に触れることが多いので、やはり酸化しやすくなります。
エアレスでも3ヶ月以内に使い切る
エアレスでない場合は、フタをしっかり締めて出来るだけ早めに使い切った方が良いです。エアレスでも出来たら3ヶ月以内には使い切り、また、チークやアイシャドウは、最低でも半年に一度は買い替えましょう。
POINT!
化粧品に含まれるオイルはどれも同じではありません。
オイルを見直して、バリアの整った美しい肌になりたいですね♪
Key Ingredient:
アルガンオイル
モロッコに生息するアルガンツリーの果実の種子からとれるオイル。美しい肌に欠かせないビタミンEがオリーブオイルの3倍も含有。「老化を10年遅らせる油」と言われている。
ルリジサ種子油
青く星の形をした花の種を搾ったオイル。母乳にも含まれるr-リノレン酸が豊富で、乾燥肌・敏感肌の方におすすめ。お肌をなめらかにし、弾力感を与えます。