ストレッチのコツ

毎日1ミリずつ伸ばす

ムリをしない

ストレッチは無理に筋肉を引き伸ばすと、筋肉がいやがって拒絶反応を示し、逆に縮んでしまいます。決して痛みが出るほど引っぱらないのがポイント。毎日少しずつ、わずか1㎜ずつ伸ばしていくような気持でやることです。

一回では柔らかくならない

ストレッチ体操をたった一回行っただけで筋肉が柔らかく、ということはありません。続けることで知らず知らずのうちに、体が柔らかくなっていきます。

疲労の内容ごとにストレッチ

ストレッチで大事なのは、体の中で一番疲れて、かたくなっている筋肉を伸ばしてやることです。体の適切な部位を伸ばせば、体全体が軽くなります。たとえば、次のようなストレッチのパターンが有効です。

  • 長時間椅子に座っていた→腰や背中のストレッチ
  • パソコンやスマホを使いすぎた→首や肩のストレッチ
  • テニスをやりすぎた→肩や腕のストレッチ
  • ランニングをした→脚のストレッチ

伸ばす、曲げる、ひねるの繰り返し

気持のよい所で数十秒キープ

ストレッチは、決して難しいものではありません。体を「伸ばす」「曲げる」「ひねる」の繰り返しです。

それも気持のよい所で数十秒間保持するだけです。

「かたいなり」にやればいい

床に座って開脚し、胸が床につかなければならないなんてことは決してありません。体のかたい人はかたいなりに、柔らかい人は柔らかいなりにやればOKです。

自分が一番気持のよいポジション

ストレッチは、ご自分が一番気持のよいポジションで止めることが大切。膝が曲がったり、腰や背中が丸くなっても構いません。

競い合わない

筋肉が柔らかくなるにつれ、ストレッチングの姿勢も自然に柔らかく無理のないものになってきます。他人の目を意識せず、また競い合うこともなく、自分のペースを守りましょう。

苦痛にならないメニューに絞る

いろいろなストレッチングをやるのもいいですが、続けていくうえで苦痛にならないくらいのメニュー(種目)に絞ることも肝心です。

待ち時間の習慣にする

電車やバスを待っているときに何げなくストレッチのポジションをとるという習慣ができれば大成功でしょう。何げなくやることに慣れてくれば、ストレッチが自分のものになり、いろいろなストレッチに挑戦するようになると思います。

健康は自分でつくるもの

何事もきっかけが大事です。何か一つだけでも構いません。まず一つのストレッチ体操から始めてみることです。

健康はさずかるものでなく、自分でつくり、そして維持するもの、ということを忘れないようにしたいですね。